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気持ちを込めた絵手紙に、自分だけのハンコを添えて…子ども息軒塾最終回

 8月20日(火)、いよいよ子ども息軒塾が最終回となりました。この日は登校日だった子どもたちもいましたが、遅れてでも記念館に来てくれました^^最終回の活動は…落款(らっかん)作りと絵手紙に挑戦でした。教えて下さったのは、図画工作を専門とされている宮崎国際大学の守川先生です。落款とは、簡単に言えば「ハンコ」のことです。書道作品の隅に赤くて四角い印鑑のようなものが押されているのを、見たことがありますか?あの印鑑のようなものが落款です。消しゴムのような柔らかい素材を使って、自分の名前の一文字をカッターナイフで彫っていきます。どんなふうになるかを試しに押してみると、彫った文字が白くくっきり写って、子どもたちは歓声を上げていました。オリジナルのハンコができたので、これから家でも十分使うことができるのではないでしょうか^^

 次は、顔彩という絵具と墨汁を使って絵手紙を描きました。素材はいろいろあり、植物、野菜、本や写真に載っている動物や風景、桶やわらじなどの民具、なんとセミの抜け殻まで!!見ているだけで、どんな絵を描こうかなと想像が膨らんで楽しくなりました。まずは、筆の使い方を練習しました。縦線、横線、うずまきを描いて筆に慣れることから始めました。先生が筆の使い方のコツを丁寧に手本を示して教えてくれたので、子どもたちはあっという間に筆を使いこなしました。本番はハガキサイズの絵手紙用の紙に墨汁で絵の輪郭を描き、顔彩で思い思いに色を塗りました。線がゆがんだり、小刻みに震えがあるほうがかえって味わいが出るそうです。色も濃淡をつけたり輪郭からはみ出したりすることで躍動感が出るようです。余白にメッセージを書き、落款を押したらできあがり。お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、先生へ…感謝の気持ちがいっぱい詰まった絵手紙は温かくて胸がジーンとなりますね。

 本年度は台風の影響で1回お休みをしたので、全3回の活動となりました。最後に修了式を行って、修了書を1人1人に渡しました。来年度も計画していますので、ぜひまた参加してくださいね☆

2019年08月21日

記念館を「もうひとつの居場所」に。息軒団、始動です!

 8月に入りました。みなさん、海水浴、プール、夏祭りなどなど、楽しい夏休みを過ごしていますか?子どもたちは遊びも宿題も忙しいと思いますが、ときには自宅以外の場所でじっくり過ごすのもいいですよ☆彡記念館では夏休みの自由研究のサポートはもちろん、「ちょっと勉強もしたいな。」といった要望にもお応えしています。図書館や児童館などももちろんいいと思いますが、子どもたちの居場所を提供しようと、今年から「息軒団」の取り組みを始めました。8月1日(木)、小学1年生と2年生の子どもたちがさっそく来てくれました。元気のいい子どもたちで、暑い中でも外で虫取りやドングリ拾いをして遊びました。本当に暑くなってきたので、館内でかるたをしたり息軒劇のDVDを見たり……。最初は少し緊張していた子どもたちも、だんだん職員との会話も多くなり、折り紙や絵手紙を一緒にして楽しい時間を過ごしました。折り紙を工夫して使い、お花や鶴、立体的な銃などを自由に作っていました。ほのぼのとした作品を見て、子どもたちの発想の豊かさに改めて感心させられました。「ねえ、見て」「こうすると倒れないんだよ」などなど、口も手も動かしながら折り紙を楽しんでいました。

 絵手紙は子どもたちにとって初めての体験で、まずは筆の使い方を練習しました。館長のお手本をまねながら、集中して真剣に練習していました。ある程度慣れてきたら、さあ本番です。はがき大に切った画用紙に花の絵を描き、メッセージを添えると、初めてとは思えない味わい深い絵手紙ができました。この絵手紙をもらったら、温かい気持ちになって嬉しいだろうな……と思える作品でした。絵手紙は上手い下手ではなく、いかに心を込めて描くかが大切です。ジーンと感動を覚えたひとときでした。

 お弁当を食べ、保護者の方のお迎えが来た時には「まだ、記念館にいたい」と言った子がいました。こうして少しづつではありますが、子どもたちが気軽に利用できる場として定着していくよう職員もがんばります。次回は8月4日(日)でしたが、諸事情により中止とさせていただきます。少し間が開きますが8月18日(日)に息軒団を実施します。息軒団に関してのお問合せ・お申込みは記念館までお気軽にご連絡ください。

2019年08月02日

ようこそ、宮崎へ!安井息軒顕彰・川口市文化交流事業が始まりました。

 今年で17回目を迎える、安井息軒顕彰・川口市文化交流事業がいよいよ始まりました。7月24日(水)、この日は宮崎で梅雨明け宣言があり、1年で1番暑い夏が到来です。その夏本番の初日、埼玉県川口市から川口市使節団の子どもたちと引率の先生方、そして宮崎市使節団の子どもたちと先生方が記念館に来館しました。宮崎使節団の子どもたちは7月20日(土)に事前学習会を実施し、川口市のことについても学びました。

 交流学習会では顕彰会理事長、記念館館長があいさつをし、子どもたちの自己紹介や班長決めのあとに記念館館長による講話や「ミッション」を実施しました。ミッションでは班ごとに行動し、旧宅・息軒廟・記念館内を回りながら課題解決をしました。また、館内の展望室では俳句を詠んでもらい、自ら考えるミッションにも挑戦していました。ほぼ快晴と言っていい天気に恵まれ、展望室から見える海の景色に川口市の子どもたちは見入っていました。

 このあと、学芸員が飫肥街道や振徳堂、飫肥城下町の町並み保存について話しました。宮崎市使節団の子どもたちは事前学習で与えられた「ミッション」をよく覚えており、川口市の子どもたちをリードしながら一緒に楽しく飫肥の町並みを歩くんだろうな……と想像しました。

 川口市の子どもたちに「宮崎の夏はどう?」と聞いたら、「めちゃくちゃ暑いです。」と即答。多くの子どもたちが熱中症予防策として、水でぬらしたタオルを首に巻いていました。冷やす、(水分を)飲む、(塩分を)摂って、無理をしないように活動を続けてほしいです。

 子どもたちの行動がテキパキしていて、受け答えもはっきりしていて、どの子もしっかりしていました。少壮の時……まさにこの子たちのような若い世代が志をしっかり持ち、将来を見据えて歩んで、次の時代を担っていく。息軒先生も必ず見守っていると思います。川口と清武のつながりがこれからも、いつまでも続くことを願っています。

2019年07月26日

宮崎大学サマープログラム ~日本の伝統文化と息軒に触れて~

 7月12日(金)、世界各国から留学している学生さんを対象としたサマープログラムが当館で実施されました。茶道、生け花、記念館の展示見学を3班に分かれて行いました。見るもの聞くもの全てが初めての学生さんたちでしたが、目を輝かせながらお花を生けたり、お茶をいただいたりしていました。展示室見学では、通訳のできる学生さんの助けを借りながら息軒先生の生涯や業績などを解説しました。幼いころの息軒先生の様子や大坂での学問修行の話、佐代夫人の話などに興味深げに耳を傾けてくれました。質問をたくさん投げかけてくれた学生さんもおり、展示資料を前にして活発な会話ができたことは本当に嬉しかったです。言葉が違っても、同じ時・同じ空間で息軒先生の世界を共有できたことに感激でした。息軒先生の墓碑(東京 養源寺)の碑文に中国の地名がありましたが、これを見た学生さんが「この地名は私のふるさとです。」と言われました。いろんなかたちでつながる・・・これもまた感動しました。

 これから皆さんは日本で一生懸命勉強し、いろんな体験を積んでいつかは故郷にそれぞれ帰るのでは、と思います。日本で、そして今日、記念館で過ごしたひとときを、どうぞいつまでも忘れないでくださいね。私たち記念館職員一同も、みなさんとの交流を忘れません。またいつか、記念館へ遊びに来てください。皆さんの今後の活躍を心からお祈りしています。今日は本当にありがとうございました。

2019年07月12日

記念館からこんにちは! 大久保小学校出前授業

 7月11日(木)、記念館より館長と学芸員が要望のあった小学校をおじゃまする「出前講座」が実施されました。宮崎市立大久保小学校の3~6年生の児童112名と一緒に、息軒先生について学びました。

 まず、6年生は夏休みの自由研究で息軒先生について調べてまとめるのですが、テーマを決める際のポイントというものがあります。それは、他人が興味を持ち、夏休み期間内でまとめられて、発展性があるものです。これを踏まえて疑問に思っていることを書きだしていきます。同じ疑問を持つ子ももちろんいましたが、同じ疑問同士でグループを作りさらにテーマに磨きをかけていく・・・そんな内容でした。

 5年生は息軒かるたを使った授業を展開。札を暗記している子もいて感心しましたが、気になる札や札の解説が分からないものを選び出し、疑問を発表してもらって、その質問に学芸員が答えていくものでした。どのような質問が飛んでくるのか、これまたワクワクして楽しいものでした。かるたを見つめる目がとても真剣で、ほほえましかったです。

 3・4年生は息軒先生について知りたいことを3つぐらい書いてもらい、時間の許すかぎり発表して学芸員が答える、という形式でした。いろんなことを知りたい気持ちが強く、こちらもぜひ調べてみたいような質問もあって、嬉しい気持ちになりました。

 息軒先生は生涯で最後の本になる「睡餘漫筆」のなかに、大久保のことを書いています。農作業に精を出し、村人同士がよく助け合い、ほんとうに純朴で優しい人たちが多いことを書いています。大久保小学校の子どもたちと接して、息軒先生が書いたとおりの「純粋で優しい子」ばかりだなあと感じました。

温かい気持ちになれた出前授業でした。大久保小学校のみなさん、ありがとうございました。

2019年07月12日
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